久部良(くぶら)

久部良集落

島の西端の集落でカジキをはじめとして漁業が盛ん。ドキュメンタリー映画「老人と海」の舞台としても知られる。
景勝地クブラフリシや琉球王朝時代の悲劇の歴史が伝えられるクグラバリがある。
日替わりの手作りカレーが人気の「ユキさんち」もある。

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久部良港

県内随一のかじき漁港として知られる。与那国町漁業協同組合に予約すれば豪快なカジキ釣りも楽しめる。
石垣と与那国を結ぶフェリーの発着港。
整備された港の西側はきれいなビーチが広がっていてシュノーケリングも楽しめる。

久部良港四方山話

1.密貿易基地だった頃
与那国は那覇、石垣よりも台湾に近いという地の利を生かして、第2次大戦前は日本の植民地であった台湾との結びつきが密接だったところである。出稼ぎ先としても、与那国で獲れた魚の消費地としても重要で、小学校の修学旅行も台湾へ行くほど交流が盛んだったという。
戦後の混乱期には、台湾から引き上げてきた人達とその荷物があふれ、それに加えて密貿易の物資も重なって大変な活況を呈したそうだ。
特に久部良港は島の西端なので、台湾、香港、沖縄を結ぶ密輸船の中継基地として賑わい、200余戸の集落に料亭が30あまりも軒をならべ、密輸業者の宴会が日夜続いたという。
密輸船をねらう海賊船も出没し、まさに冒険活劇を地でゆくドラマが繰り広げられていた。
日本各地から一攫千金を夢見る人たちが集まり、人口も1万5千人をこえ、高等学校、治安裁判所もおかれ、村から町に昇格したという。
2.かつお節の生産日本一
大正3年にかつお節製造業が入ってきたが、昭和11年に土佐出身の発田貞彦氏が近代的なかつお節工場を久部良にたて、年13万斤のかつお節を生産し、日本一を誇っていた。